平成30年(2018年)1月27日と2月4日の14:00から17:00、今池ガスビル7階プラチナルームにて、相続セミナーを開催しました。
講師の熊田憲一郎弁護士や合田恵介弁護士をはじめとして、本日の相続セミナーは、愛知県弁護士会の相続専門研修を実施しているメンバーが行なっています。
全国に先駆けて始めた相続専門相談の登録要件である相続専門研修のパネリストのコーディネーターやパネリストの担当や、研修のための事例作成や概説、講師への講義内容の依頼、裁判所との協議などを行っています。
今回のセミナー実施者がパネリストやコーディネーター、講義内容を作成した研修が、全国の銀行実務を担う銀行マンの方や弁護士が読む、銀行実務21(2018年1月号)に掲載されるなど、この研修は全国的にも注目を浴びています(研修内容が専門誌に掲載されることは全国的にも初めてであり、そういう意味でも注目されています)。
普段は弁護士向けの研修を行なっておりますが、本日は一般市民向けですので、難しい相続問題を、少しでも分かりやすく、講義させていただきました。
相続専門相談を実施するための研修を実施する、いわば、普段は弁護士向けの研修を行う弁護士たちが、市民のみなさまに講演を行うという、貴重な機会になりました。
講師 熊田憲一郎弁護士
相続の準備大丈夫ですか?というテーマで、相続実務の深い経験に基づき、市民の皆様が陥りやすい問題点や紛争を防止するためのアドバイスをさせていただきました。
講義内容は次の項目について、実施されました。
相続の一般的な流れ
誰が相続人なのか
相続財産は何か?
遺産を相続人の間でどう分けるか?
これって不公平じゃない?
遺言のススメ
参加者が熱心にメモを取ってお聞きいただいたのが印象的でした。
講師の合田恵介弁護士から、2月3日に相続の準備について気を付ける点を、合田弁護士の経験を交えながら、相続放棄の期間の延長がギリギリになった場合に大変になりそうであったことや、遺言を記載すること自体大変な思いをしたことなど、豊富な事案経験に基づく注意点について講義をしていただきました。
ミニゼミというのは、全員に対する講義ではなく、少人数にわかれて、ゼミ形式で、質疑応答を交えて行うものです。講義と異なり、具体的なみなさまのご質問にお答えすることができ、普通の法律相談と異なり、外の人が何を疑問に思っているかを知ることができ、安心感につながります。
ミニゼミは、直接質問をどんどん受けるため、通常の講義形式のものや、法律相談よりも、講師は事前準備が大変なのですが、参加者のためにと、頑張って行いました。
堂前由姫弁護士から遺言の書き方や、無効、争いになるおそれのある遺言の記載、揉めないような書き方の解説。
共同遺言のリスク、遺言執行者概説などを説明いただきました。
吉野令子弁護士から、遺産を公平に分けるルール、寄与分・特別受益について説明されました。
親の介護を一生懸命したから遺産をたくさんもらえるべきでは?
次男が生前にお金をもらっていたからその分、遺産を減らすべきでは?
中山葉子弁護士から遺言の書き方や、無効、争いになるおそれのある遺言の記載、揉めないような書き方の解説。
共同遺言のリスク、遺言執行者概説などを説明いただきました。
セミナー参加者で無料相続法律相談を行いました。
多数の方に参加いただきありがとうございました。
今後とも、無料相続セミナー・法律相談を行いますので、是非、お越しください。